簡単に神経締め、血抜き、エア抜き方法を動画付きでご紹介します。

おすすめ 商品

せっかく釣ったお魚、出来る限り美味しくいただきたいですよね。

最低限行いたのは、活け締めと血抜きです。
さらに神経締めを行うと食味がUPします。
簡単ですからぜひチャレンジしてください。

又、船で釣りをされる場合は釣り上げた時に魚の浮袋が水圧の関係で膨張、膨れてしまって、リリース出来ないことが有ります。

イケスに入れてもお腹を上に浮いてしまって弱ってしまいます。

お腹を上にして浮いていると弱って死んでしまい、野締めと同じ様な状態となります。

魚はストレスを受け、うまみ成分(ATP)が減少し食味が落ちます。

2通りのエア抜き方法も合わせて紹介致します。

神経締め

神経締めをとにかく簡単に説明すると

  • ワイヤー状の専用器具を使い、魚の中骨上部に沿って走っている神経束(脊髄)を破壊する。
  • 神経束(脊髄)を破壊すると、うまみ成分(ATP)の減少を防げる。
    (脊髄には死んだ後も、うまみ成分を消費し続ける特徴がある)
  • うまみ成分を増加させるには熟成させる必要があるが、歯ごたえは落ちる。
  • 神経締めを行えばうまみ成分を失わず歯ごたえも楽しめます。

持ち帰る時に魚体を冷やしすぎない、氷に直接触れさせない事も重要です。

血抜き

血を抜く意味をとにかく簡単に説明すると

  • 体の中に残った血は腐敗や臭みの元になる。
  • 大型の魚になるほど、美味しく食べるにはしっかりとした血抜きが必要。
  • 魚の心臓がまだ動いているうちに、太い血管を切って海水に入れる。
  • 完全に死んでしまった(心臓が止まってしまった)魚は血抜きができない。
  • 脳死、神経締めでは心臓は動いている為、血抜きも行いましょう。

神経締めから血抜き動画

エア抜き


エア抜きとにかく簡単に説明すると

  • マダイなどの魚は体の中に浮き袋を持っています。
  • 深場から急に水面に出ると水圧の差で浮き袋の中の空気が膨張してしまいます。
  • 体のバランスが取れずに膨れたおなかを上にして泳ぎ続けます。
  • そのままでは弱って死んでしまいます。
  • 空気を抜かなければリリースしても潜れません。

エア抜き方法の優先順位

エア抜きの方法、場所についても様々な説が有ります。
正解は無いように思いますが、筆者の考え方は、

  1. 肛門より少し後ろから針を挿入(腸を傷つけない)
  2. エアが抜けなければ胸ヒレから再度実施

と思っています。


リリース

筆者は船でタイラバ、鯛ジグをします。
特に鯛ジグでは小型の根魚が良く釣れます。

必要以上の魚は、エア抜きを行い船のイケスに一時的に入れ、元気そうならリリースします。

釣り上げた魚に魚体の一部欠損や骨折の後での回復個体も多く見られます。

時にはブリの胃袋からフック付きで表面が溶けたジグが出て来た事もあります。

小さな傷であれば、十分に回復すると考えています。
もし、ダメであれば締めて血抜きを行い、命を難有く頂戴します。

エア抜き方法動画(肛門編)

エア抜き方法動画(胸ヒレ編)

今回の使用道具


神経締めやエア抜きには沢山の商品が有ります。

商品によっては、ワイヤーが折れ曲がる、エアが抜けにくい商品が有ります。

下記は、筆者が一番使いやすかった商品です。
長く使用していますが、トラブルはありませんし、使いやすいのでおススメです。



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注意点


真鯛を「脳締め」した後はエア抜き用の穴に真鯛の骨などが残る事が有ります。
そのまま乾燥してしまうと抜けなくなりますので脳じめ後はワイヤーを通し、骨等を押し出しましょう。

神経締めワイヤー、エア抜き針の先端は鋭く尖っています。
危険ですので保護カバーの装着をオススメします。

簡単な保護カバー例



ウキゴム(エア抜き針用)
これは自作タイラバネクタイキーパーの余りです。

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網戸用、押さえゴム
100均にて販売しています。
太い、細い、の二種類がありチューブ状に穴が開いています。

太い方=エア抜き針用
細い方=ワイヤー先端用

下記写真は太い方です。

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ストロー
ライターで炙り徐々に穴を細くしています
細目のストローがおススメ、出来るだけ肉厚のものが良いです。

難有く頂く命です。感謝し美味しく頂きましょう。

ホームページではお役立ち情報やテクニック、面白釣行記等も有ります。
是非、読んで頂きたく存じます。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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