釣果UP!鯛ラバのドラグ設定と合わせ方

テクニック・考察

アタリがあるのに食い込まない、やっと掛けてもファイト中に外れる、船べりでタモ入れ時に外れる。

悔しい思いを誰もが経験したと思います。私もたくさん経験しました。
特に食いが渋い時のバラシ・・・なんでやねん! ですよね。

私はドラグ設定と合わせを覚えてからバラシが減り、釣果が上がり安定しました。

毎年、年間釣行100日程度で覚えたドラグ設定と合わせ方、余すことなくお伝えします。

補足:私の船に乗る方にも必ずアドバイスします。めんどくさい、難しそう、やらない方もおられますが、やる方との釣果の差は、はっきり出ます。

真鯛の捕食パターンとバラシの原因

ポイント到着から1投目、着底から巻き上げ直後にアタリ、ありますよね。
真鯛はフォール(沈降)していくものに興味を示し、追尾します。
海底に追い詰めたエサが逃げ場を失い上に逃げる。
(ここで巻き出しが遅れると途端に興味を失います。)

捕食スイッチが入り追いかけ、タイラバネクタイの尻尾を噛みます。

アングラ―には「ヌーン」、「モター」な感じの重みが伝わります。
流れ藻やクラゲが当たった感じですね。(コレを意識しない方が多いです)

そのまま巻き続けると、かじったエサが逃げようとする、さらに追いかけ、かじり上げ針を吸い込む。
アングラ―には「カッ、カッ、カッ」と感じられます。

この時、針とタイラバネクタイは口の中か口付近に有りますが、真鯛は上を向いて「ハムハム、パクパク」しています。
合わせると掛かりません。

そう!口が開いているのです。


よく言われるのが ” そのまま巻き続ける、合わせてはいけない ” ですが、高活性の場合はそのまま「グッ」と重みが乗ります。

鯛ラバと針をくわえ、口を閉じて反転し海底に向いています。


そのまま巻き続けると真鯛は違和感を感じ口を開け頭を振って「イヤイヤ」をします。

針が歯、骨に当たっていた場合は真鯛の頭振りでタイラバヘッドが振り子の様になり外れてしまいます。
(運よく唇に掛かっていれば釣り上げれます。)

海面まで巻き上げると、真鯛は浮き上がります。針は固い歯や骨にチョコンと掛かった状況です。
船の揺れなどでテンションが抜ければ簡単に外れてしまいます。

一連のバラシの流れです。
低活性では「ヌーン」で終わるか「カッ、カッ、カッ」でやめて吐きだしてしまいます。

どうすれば追ってくる? しっかり掛かる?

まず、「ヌーン」ですが活性が低く一応捕食スイッチは入っているけど・・の時ですね。

素早く逃げるエサを追う元気はありません、嚙みついたエサが弱弱しく口から逃げる。
「ピョン」では無く、「ズルズル~」です。

ここで、もう一回パクッとします。
続いて「カッ、カッ、カッ」となれば弱弱しいテンションで上方向に逃げるエサを想像してください。
(ここで、強い力で上方向にテンションが掛かると違和感を感じて吐きだします。)

鯛ラバと針をくわえ、口を閉じて反転し海底に向きます。ここで「グッ」と重みが乗ります。
ここで合わせ、フッキングです。

ドラグ設定で弱弱しいテンション

自分の巻きスピードではドラグが滑らない(糸が出ない)が、回収スピードではドラグが滑る(糸が出る)感じにします。

通常は巻けるが「ヌーン」でも「カッ、カッ、カッ」でもドラグが滑り、巻けていないのが理想です。

アタリがあっても手は巻き続けます。弱弱しいテンションをドラグ設定で作り上げるのです。

「カッ、カッ、カッ」を我慢すると(ハンドルは回しているが糸は巻けていない)「ググッ」と引き込みドラグが勢い良く滑ります。(糸が出る)
ここでしっかり合わせましょう。

合わせ方

ズルズルドラグ設定のままで合わせても糸が出てしまいフッキング出来ません。

リールを持っている方の親指の腹でスプールを押さえ、合わせます。


合わせ方は「ブン!」とか「おりゃ!」ではなく

い~よっこいしょ~」とか「い~らっしゃい」です。

”勢い良くシャクル” では無く持ち上げる感じです。(い~が大切です。)

い~よいしょ~の図


そもそも、この時点で真鯛は口を閉じ、下に向いて突っ込んでいるのでスプールを押さえ、持ち上げるだけでしっかり掛かります。

歯に当たっていた場合も口を閉じて下を向いているので歯から外れ唇に掛かります。
しかし、このままでは巻き取りを開始出来ません。

合わせると同時に(竿先を上に上げながら)ハンドルを持った手の人差し指でドラグを約半回転締めます。
締め込むよりは ”下向きに弾く” 感じです。

人差し指で下へ弾く。
リールによっては2回必要な事も。

そして竿先がほぼ上を向いた、もしくは、しっかり重さを感じたなら、スピーディーに巻き,スラッグ(糸のたるみ)が出ない様にします。

ファイトを開始し、必要に応じて2~3ノッチ(ドラグを締めた時のカチッが1ノッチ)ずつハンドルを持った手の人差し指で締めます。

文章だと難しく複雑に見えますが、実際にやってみると2回ぐらいで慣れます。

後は同船者に迷惑が掛からない程度にしっかり真鯛とのファイトを楽しみましょう。

たのしさ倍増・釣果UP!

良く言われる ”タイラバは巻くだけ簡単” 確かにそうです。
食い気が立っていればネクタイの形状、色に関わらず食います。
とてもイージーです。
しかし、食いが良い時間はほんの僅かです。

テクニックを使い
”食った” より ”食わせた”
”釣れた” ではなく ”釣った” 

”やったぁ”(笑) よりも ”やってやった!”(ドヤァ)”

渋い時に釣った1枚、テクニックで掛けた1枚、釣果も上がり、楽しさは倍増です。
本当に奥の深い釣りだと思います。

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