簡単! タイラバヘッドの保護パイプ交換

おすすめ 商品

タイラバヘッドを使い続けるとヘッド内のリーダー保護用のパイプが劣化していきます。

パイプの劣化はヘッド本体とリーダーが擦れる事によりラインブレイクの原因となります。

特に高価なタングステンヘッドは安易に買い換える訳にもいきません。
取替は簡単ですのでパイプを交換しましょう。

分かりやすくするために実際の取替え動画も貼付けました。

記事をサラッと読んで頂いてから動画をみて頂けるとより分かりやすいと思います。
お急ぎの方は記事下部の動画をご視聴下さい。

リーダー保護材


大まかにリーダー保護材には、シリコンチューブやパイプ、セラミックパイプが有ります。

価格の安いヘッドにはシリコンチューブ、パイプ使用が多いです。

セラミックパイプは劣化が起きにくい為、取替の必要はほぼありませんが、シリコンチューブ・パイプはかなり劣化します。

交換目安


誘導式鯛ラバでは真鯛のヒット時にヘッドが遊動で動くことにより針ハズレを軽減しています。

しかし、釣り続けているとパイプが擦れて切り込みが入り、リーダーが鉛やタングステン素材に直接接触することになります。

ウエイトが大きく、細いリーダーを使用すると、一日で劣化してしまいます。

購入時と取替時の物を比較してみました。
こうなれば取り替えましょう。

左側が交換時期、右側が新品です。

取替えてみよう

準備物

  • 細めペンチ
  • 千枚通し
  • ライン保護パイプ
  • ライター
  • はさみ

おススメの取替え用パイプ

ハヤブサ: 無双真鯛フリースライド カスタムTGヘッドライン保護パイプII 

様々な商品を使用してきましたが一番おススメです。
今はコレしか使用していません。

※おススメの理由

  ・ほどよい硬さ
  ・加工が簡単
  ・炙る事でしっかり固定できる。

同等品との違い

無双真鯛 フリースライド TGヘッドライン保護パイプ

上記、保護パイプII に比べると素材自体が柔らかくチューブに近いイメージ。

ライターで炙った時の「膨らみ」が弱く、形成後の肉厚が薄い。

シリコンチューブを取り外す

細めのペンチで引き抜きます。
外れにくいようならば、片側をライターで少し炙り、反対側を千枚通しで引っかけると抜けやすくなります。

ヘッドが高温になりますので、以下の作業も必ずペンチを使用してください。

パイプの下処理

ペンチを使用し、シリコンパイプの片側をライターで円を描く様に炙ります。

シリコンが溶け、肉厚になり、ラッパ状になります。

注意点

シリコンチューブをペンチでもち、垂直にして、真下から遠火で炙ります。

斜めの状態で炙ると、溶けて固まったシリコンが偏ってしまいます。

注意
パイプはライターで炙る。
強すぎる火力では熱で形成する前にコゲてしまいます。
ターボライターやトーチは不可

シリコンパイプをヘッドに通す


シリコンパイプの加熱していない方からヘッドへ挿入し、引きます。

スタート(メーカー名)のヘッドの場合は糸の出口側の穴が大きくなっています。
必ず大きい穴の方から挿入してください。

※メーカーや種類により形状は違います、炙った時の形状を調整すれば対応できます。


タイラバヘッドから3ミリ程度残してカット


残した3ミリを遠火で炙ります。

※ヘッドをペンチでつまみ、炙るパイプが水平になるようにし、下から円を描く様に炙ります。

完成

接着剤等の必要はありません。

注意点


パイプを焼きすぎると黒炎が出ますし、火を使用します。

火傷に注意し換気を行いながら作業してください。

取替え動画

実際の取替状況の動画です。


釣行後にはヘッドのパイプの確認に加え、針先やリーダーも必ず確認しましょう。


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注意
タングステンは硬度が高く変形や傷は付きにくいですが、鉛製は柔らかいので特に確認しましょう。

傷があった場合の下処理

10円玉等で擦ります。
変形を治すではなく、傷を滑らかにします。
バリ(引っ掛かかる傷)は必ず処理しましょう。

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