タイラバ釣行、近づく春と蘭丸。

釣行記

3月の第二週、私のパイセン、ルチ将軍との悲しくも美しい釣行記。
春の足音が近づくが私達の心と財布は真冬で有る。
ドタバタ釣行記、箸休め程度にご覧頂きたい。

絵:ママン(ルチ家上官)の記憶をデリートするルチ将軍

本日は7:00に出航、風も無く気持の良い朝である。
春の訪れと共に早くなる日の出、来週はもう少し早めの出航が可能であろう。

外気温は6度、海面水温は11.5度、潮廻りは大潮、上げ5分からのスタートである。

本日のルチ将軍の御要望は「真鯛、マゴチ、ヒラメを食わせろ」だそうだ。
もちろん、心の中で「アホかこの人は・・」と思ったのはナイショである。

先週、三時間釣行にて良い思いをしたポイントへ到着。
↑過去記事も読んでね♡ では無い。いや、きっと・・無い・・・読んで下さい(切実)

仲良く第一投、ルチはタイラバ、私はビンビンメタルジグ(ジャッカル、ビンビンメタル)である。

ん?んんん⤵

ベッタべたの凪である。
風も無ければ潮も無い。
もちろんアタリも無い。

あかん
早々に見切りを付け移動を決意。

そもそも潮通しの良い場所である。
どーしよぅ?
すでに泣きそうである。(開始10分)

私:ごめんルチ、潮動いてへん。あかんねん。
ルチ:船頭が良いから大丈夫やろ(^_-)-☆ キラン
私:おっ、おう(黒マグロ級のプレッシャーである)

一応、タイ、マゴチ、ヒラメ共に実績のあるポイントへ到着。
しかし、潮の流れはやはりビミョーである。

1流し目、潮の向き、魚探反応を確認。
少しスジを変えて流し変える。

ルチ:「おうん、おう、おうん・・・どっこらしょお⤴
(大丈夫、ルチの出てしまう声、平常運転である )


絵:おう、おうん 中のルチ

良い、実に良い、その声、その眼差し、ステキである。
(本当は見て頂きたい、まさしくである)

上がって来たのは

絵:約40cmの美真鯛 と オサーン

良い、実に美味そうである。

一通り写真撮影を堪能するオサーン二人。

(´∀`*)ウフフ  (^<^)マテマテー

ガチである。

さあ、流し返し・・あっ、潮ベッタベタである。

ここから定番のウロウロタイム。
魚探に反応はあるが、すべてベタ底である。
ルチに伝え、私はビンビンメタルを投入。

ルチ:「おっ、おうん?・・・」チーン ×2回
もちろんドラグズルズルの使い手、腕は確かである。

え?ドラグズルズル?
私の過去記事、”釣果UP!鯛ラバのドラグ設定と合わせ方”
↓↓↓↓
https://kaito-fishing.com/417/    
読んで頂きたいのだ。(懇願)

ルチ:「おっ、おうん?・・・おう!」
さすがルチ、この渋い状況でしっかり掛ける。
しかし、渋い表情。それはそれで、、実に良い!

絵:サイズダウンの約30cmとダンディズムなオサーン

その刹那!
魚探が真っ赤で上から下まで、である。
恐らく、片口イワシ
こっ、これは・・

もちろん私のチョイスは・・

♪テーテレッテ、テレテテぇ⤴♪ (ドラえ○ん風)
TGべいとぉ~♪


説明しよう(ラ○ダー風、年がバレる)
フロント:ツインオリジナルフック 
リヤ:シングルフック
その他:ティンセル、フイルム、その他秘密がモリモリでマシマシの秘密兵器である。

緩いワンピッチ、ストップ&ゴー、その他いろいろで追い回すが、反応は無い。
そりゃそうだ、魚探反応は真っ赤で平和、捕食者など皆無である。

ふと我に返り視線を感じる。
ルチが目で愛をささやく。

エエから、真鯛を釣らせんかい!」

はい、ごめんなさい。
後ろ髪を全力で引かれながらポイント変更。

魚探反応は相変わらずベタ底である。
ルチに伝え、真面目に鯛を狙う。
ルチ:「おうん、おう、おうん⤵」


さすがルチ、約30cmを追加。
ルチ:ヘィ、☆彡 カイトぉ、釣ってもエエねんで、はよ釣りやぁ
続いてルチが同サイズを追加。
ルチ:ヘィ、カイトぉ、釣っても・・・・

説明しよう(再、ラ○ダー風)
風と潮の関係で船の舳先からポイントへ入る。
ルチは舳先に陣取り、情報通りにベタ底を狙っている。
そりゃぁ、ハンドル5回転から10回転(PG=1回転50cm)で完璧な絨毯爆撃である。
フレッシュな真鯛など回ってくるわけが無い。
実に狡猾的なオサーンである。

うっ、うん、がんばる
私に出来る試みは彼(敵)とは全く違う波動とカラー、ヘッドまで交換する。
その刹那!

「も”も”も”も”」
 
この引きは、間違い無い、ヤツである。
私:ルチ!ご要望の平たいヤツだ!

平美:私、ガンゾウ=ヒラメ 美しい女の子よ
ですよねぇ(遠い目)

ルチの冷たい視線で、氷の微笑が語り掛ける。
なんしとんねん、はよ、土産釣れ!(ヒラメをつれ!)

平子が語り掛ける
平子:何よ、私の方がエレガントよ、高級な色合だわ。

た、たしかに

高級な色合い

※いや、ホンマに透けとるやん

ここで悲報、潮、完全に止まる。
本日の潮止まり時間は3時間である。(なんで?)

理由:ママン(私の上官)のお気に入り高級チョコレートを盗み食いした罰。
(もちろん、叱られた、そりゃぁ人生最大のピンチ級)

時刻は15:00となり潮がやっと動き始める。
相変わらず魚探はベタ底、ルチは絨毯爆撃である。
しかしチラホラ、ベイトが映る。

ルチ:「おうん、おう、ホイ!」
さすがルチ、少しでも潮が動けばこの通りである。
(もう、写真も載せたくない)
ルチ:ヘィ、☆彡 カイトぉ、釣っ・・(デジャヴ)

ルチがトイレのスキをついて
何とか掛ける。

うーん、ちっさい

少ないベイトに望みを託す。
ゆけ!蘭丸よ!


※ボーズレスのTGメタルジグ、フオールが得意、何故かパッケージの裏には戦国時代、蘭丸の説明が・・この感性、嫌いでは無い。

フォールに特化したランマルをフォールでスローピッチにフオールでマシマシである。

「うん?、う~ん」
ルチから何か生まれそうな声が聞こえる。

良型メバル
無言、、お気に召さないのだろう。

ヤヴァイ、俺、タイ釣ってない・・・
私の心の中の私
たのむ、頼むよ、蘭子。お前だけ、お前だけなんだ。
え?TGなベイト?
違うよ、あの時は・・違う、お前だ・・・

絵:ダイワTGベイトのベイ子

ベイ子:え?
いや、ベイ子 これは違・・
そんな痴話喧嘩の中

「モゾ」
「おりゃぁ!」
ジグは即合わせが基本

何とか、何とか一矢報いた一枚。(海藻付)

そして納竿の時間である。

潮が緩く苦戦した今回(毎回苦戦) 
情報から攻め方を考え、手を変え、品を変えるルチ将軍、実に勉強になった。
その腕、知識、遠慮なく絨毯爆撃する鋼の心
見習わせて頂こう。

いや、渋い時に潮上に上手な人はマジで辛い。
そして、マジで勉強になる。

本日の釣果

幼魚達は写真だけ撮ってお帰り。

そして、愛したジグ

ボーズレス ランマル

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