冬のタイラバ釣行、厳しくも大型真鯛をキャッチ

釣行記

冬のタイラバ、厳しくとも必ず努力は報われる。親友との楽しい修行の時間。
今回は親友「チャーリー」との約1か月ぶりの釣行記である

「チャーリー」
この男、ニヒルなダンディーでビックパパである。間違っても「・・・シーン」でも「‥‥エンジェルズ」でもない。
これまでとは一風違った船上をお楽しみ頂きたい。

出船
2月の最終日、船の準備を済ませ 7:00 出船。
外気温3度、潮回りは良いが海水表面温度は先週より約1℃低下の約10.5度である。
互いの近況を話し、好釣果を期待する楽しいひと時である。
(現実は修行の開始となる)

実釣開始 一流し目で分かった事

  1. 彼の仕事は多忙である。
  2. 娘さんが大学に合格!(本当におめでとう)
  3. これからも沢山のお金が必要であろうこと
  4. 相変わらず礼儀正しく優しいこと
  5. 潮は動いているが食い気は無いこと。
  6. さっ、さむい!

流すラインを変えて二流し目、潮のキツイかけ上がりを攻める。
ん?チャーリーの愛竿、紅牙が曲がってね?

「・・・・・・喰った」(チャーリーはアタリがあっても声を出さない)

上がって来たのは、少し小型だが美しい真鯛(約25cm)


船頭としては「ホッ」とする瞬間である。
チャーリー:朝一喰ったら、それで終わりって・・あるよね・・
(この一言が後に重大な事故を引き起こす)

おめでとう。心から賞賛を送り写真撮影である。
さぁ、もう一流し・・・

え?潮の流れ変わった?
先程までイイ感じだった潮流(1.5ノット)が0.5ノットまで緩んでいる。
この「チャーリー」自他共に認める ”潮止の帝王” である。
潮回りが良い日に誘うのだが、彼が乗船すると潮が止まるのだ。

チャーリー:ごめん、俺が乗ったから・・・

謙虚なチャーリーが言う。
いかん、いかんぞ!
何とかチャーリーを喜ばせたい。

その思いとは裏腹に魚探はスッカスカである。
潮もスッカスカである。

私の心の私:頼む、釣れてくれ、お願い。

ここで私のタイラバに

”ゴソン” 「あそん」
”モフン・ゴソン” 「あそん・あいん⤴」(大丈夫、いつもの出てしまう声である)
何かおかしい、確かに生き物ではあるが・・・・・誰?

私、ガンゾウヒラメのマナティー

いや、ヒラメ、ヒラメだけどね・・・

その後、私がカサゴを2つ、メバルを追加(マイクロジグ)

チャーリーは・・・ヤバい、大仏と化している。
(薄い笑顔で無心にタイラバを巻く姿、まさしく仏である)

ヤバい、ヤヴアぃよ
早く彼をこの浮世に戻さなければ。

ウロウロ、ぽちゃん
ウロウロ、ぽちゃん

全く当たらない。
リスクは有るが漁礁の点在しているポイントへ
根掛かり注意を促し流していく。

チャーリー:これは?(氷の微笑)

ガッツリ根掛かりである。
チャーリー、自家塗装タイラバ、ロスト・・・
(元塗装屋さん、素晴らしい出来である。もはや売り物)

私:あ~なんかごめん、やっぱり根掛かり多い・・

その刹那! 私の竿に 

”ガっ”→「うひよ?」
根掛かり→「チーン」
外れる→「はっぴ~」

これはこれで、チャーリー、なんかごめん

漁礁をあきらめ次へ

久々にチャーリーの竿が曲がっている。

チャーリー:・・・喰った。

上がって来たのは小型のアコウ(ひじき付)←いかりむし

いや、ジグ落としてたの?じゃなくて、泳がせしてたの?エサなの?

チャーリーがタイラバに戻したので私はマイクロジグを投入。

ジャッカルビンビンメタルでTGなメタルジグである。

緩いワンピッチからのフォールで・・喰った!

しかしコレまた、誰? の引きである。

ビンビンメタルを丸呑みである。
(撮影の為、吐いて頂いた)

ゲームセットの時間が見えて来る、本当に焦る。

私の心の私:頼む、釣れてくれ、お願い。

” モ ” 「ま”?」
”ドスン!”「あどん!」(意味不明の声、平常運転)

私のタイラバにヒット
私:でかい、でかいぞ

ドラグを鳴らし、上がって来たのは


約60cmの真鯛である。
ん~気持ちぃぃぃ⤴

あっ、チャーリー、ごめん、チラ(*_*;

先程までジグを巻いていたチャーリー、すでにタイラバを巻いている。
(さすが出来るパパンである)

その姿は正に仏である。

沖上がりの時間が迫る。

私の心の私:頼む、釣れてくれ、お願い。

チャーリーが遠い目でこちらを見ている

  仲間にする
  逃げる
 ▶見なかった事にする

見なかった事に・・・


チャーリー:・・・喰った(冷静だなオイ)

良い、実に良い、その真剣な眼差し、目元のほころび、良い、実に良いぞ!


さすがは、だんでぃ 余裕の脚組である。
上がったのは

チャーリー:小さいな・・・

いや、絶対に美味しいサイズよ(約40cm)
その後はショートバイト数発でタイムアップ。

今回の釣行、水温低下からか非常に厳しい戦いとなった。
何度チャーリーに「すまん、本当にごめん」と謝っただろう。
今まで通算、何千回謝っただろう。

ここで彼に感謝を込めて心からのメッセージを送りたい。
チャーリー、釣れなくてごめんね
チャーリー、またあそんでね。
チャーリー、釣れないのは潮のせいよ
     (船頭のせいでは無い)

本日の釣果

カサゴは小型だが水圧でアウトの為にチャーリー家のみそ汁へ
そして、すべてをチャーリーのクーラーへ無理やり押し込む。
(決して嫌がらせでは無い・・・無いはず・・
う~ん。実に迷惑そうな苦笑いであった。

チャーリー、また遊ぼうね。

本日のヒットジグ
ジャッカル、ビンビンメタル
私:ビンビンメタルスライム(LV、1)


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